愛宕山(あたごやま、あたごさん)

週末、晴れ予報なら気軽に登りに行く山があります。京都市北西部にある愛宕山です。登山口へは阪急嵐山駅からバスに乗り換えてすぐなので、朝起きてから思い立ってもささっと行ける場所です。

愛宕山の山頂には火の用心の神様が祀られている愛宕神社があり、7月31日から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏、防火のご利益があるといわれる千日詣りがあります。その時に使う掛け声が「おのぼりやす」「おくだりやす」。参道をすれ違う時に声を掛けます。

今年は夜間参拝を中止して参拝期間を拡大していたのでいつもと様子が違ったとは思いますが、例年の千日詣りの日は数万人の参拝者で境内が埋め尽くされていたそうです。三歳までの子供が詣ると、その子は一生火難から免れる徳を得ると言われ、子供連れで詣でている方も多いです。

普段、他の山ではすれ違う時には「こんにちわ」と挨拶をしますが、愛宕山では自然と「おのぼりやす」「おくだりやす」と言葉が出てきます。